よき新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
旧年中「ひとうたの茶席」をご覧頂いた皆様に、改めて御礼を申し上げます。
昨年は「俳諧」「俳句」と向き合ったことで、芭蕉の熱き想いと、その灯火を受け継いだ者たちによる大きな時代の枠組みを感じた一年でした。「火を灯す大きな宇(やね)」の意を込めた題字に合わせ、瀟洒な根曳きの松と開いたばかりの椿をいけました。
新しい年が、世界に大きく暖かな光が灯るような一年であるよう、そしてみなさまが健やかで実り多い日々を過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。
俳諧と俳句の旅も、残すところあと一回となりました。来春からは改めて、万葉をテーマとした連載を予定しております。
本年も「ひとうたの茶席」をどうぞ宜しくお願いいたします。
令和五年 元旦
松・椿
花:平間 磨理夫
書:根本 知
写真:山平 敦史
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